鳥取県で出産・子育てがしやすい自治体トップ10
鳥取県は「子育て王国とっとり」を宣言し、県全体で子育て支援に力を入れています。2024年4月から県内全市町村で18歳まで医療費無償化を実現するなど、全国トップクラスの制度を展開。特に琴浦町と鳥取市は全国的な評価を獲得し、中小規模の自治体も独自の手厚い支援で注目されています。
琴浦町
「子育て世代が住みたい中国・四国エリアの総合部門・子育て世代部門第1位」
独自制度
琴浦町は宝島社「田舎暮らしの本」の「子育て世代が住みたい田舎ベストランキング2024」で全国第1位を獲得した自治体です。2024年4月から18歳まで医療費を完全無料化し、産後ケアも鳥取県の事業により無償化されています。保育現場では町内全施設で「紙おむつのサブスク」を導入し、保護者の持参・記名の手間を解消しました。子育て世代包括支援センター「すくすく」が妊娠期から切れ目ない支援を担い、出産・子育て応援ギフトとして計10万円を支給しています。
環境面
待機児童ゼロを達成し、認可保育所・認定こども園が充実。日本海に面した自然豊かな環境で、山と海の両方に恵まれた立地が魅力です。町内には子育て支援拠点が複数あり、気軽に相談できる体制が整っています。
米子市まで車で約30分、鳥取市まで約1時間と、都市部へのアクセスも良好。田舎の良さと利便性を兼ね備えた「ちょうどいい」バランスが移住者から高く評価されています。
実績
全国ランキング1位という実績に加え、移住者の定着率の高さが特筆されます。町が積極的に移住相談に対応し、空き家バンク制度も充実。移住後のフォローアップ体制も整い、安心して新生活をスタートできる環境があります。
鳥取市
「子育て世代に選ばれ続ける、利便性豊かな県庁所在地」
独自制度
鳥取市は宝島社「田舎暮らしの本」ベストランキング2020で「子育て世代が住みたい田舎部門」全国第1位を獲得した県庁所在地です。2024年4月から18歳まで医療費を所得制限なしで完全無料化しています。「とっとり子育て応援パスポート」では協賛店舗での割引や子育て応援タクシーの利用など、日常生活に根ざした特典が充実。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給し、里帰り出産にも対応した妊婦健康診査費助成も整備されています。
環境面
待機児童数の削減に成功し、認可保育所が充実。市内には子育て支援センターが複数あり、育児相談や親子交流プログラムを実施。鳥取砂丘をはじめとする豊かな自然環境と、県庁所在地としての都市機能を併せ持つ魅力があります。
山陰本線・因美線が通り、鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)もあるため、大阪・東京へのアクセスも良好。医療機関や教育機関が集積し、安心して子育てできる基盤が整っています。
実績
人口約19万人の中核市でありながら、子育て支援で高い評価を獲得。自然とともに心豊かに暮らせる環境が、若い世代からも高い関心を集めています。県庁所在地としての利便性と、地方都市の暮らしやすさを両立した理想的な子育て環境を実現しています。
米子市
「鳥取西部の経済中心都市、子育て世帯に優しい環境」
独自制度
「山陰の大阪」と呼ばれる米子市は、2024年4月から18歳まで医療費を所得制限なしで完全無料化しています。不妊治療・不育症費用への独自上乗せ助成や、里帰り出産にも対応した妊婦健康診査費助成を実施。2歳未満の乳幼児がいる世帯には最大40枚のごみ袋を支給し、おむつ廃棄の負担を軽減しています。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給し、3歳以上児と住民税非課税世帯の保育料は無償化されています。
環境面
保育所・認定こども園が充実し、病児・病後児保育施設も整備。米子駅周辺には商業施設が集積し、日常の買い物に便利な環境です。
皆生温泉や境港(水木しげるロード)、大山など観光地へのアクセスも良好。米子鬼太郎空港があり、東京への直行便が運航。山陰本線・伯備線が交差する交通の要衝で、広島・岡山方面へのアクセスも便利です。
医療機関が充実し、鳥取大学医学部附属病院もあるため、安心して子育てできる医療環境が整っています。
実績
鳥取県第二の都市として、都市機能と子育て支援の両立を実現。商業都市としての利便性を保ちながら、子育て世帯への手厚いサポートを提供し、安心して働きながら子育てできる環境を整備しています。
倉吉市
「白壁土蔵群の城下町で歴史と子育て支援が融合」
独自制度
倉吉市は鳥取県中部の中心都市で、白壁土蔵群の美しい町並みが残る歴史ある城下町です。2024年4月から18歳まで医療費完全無料を実施。
2024年10月からの全国共通児童手当制度改定を積極的に推進し、所得制限を撤廃、高校生年代(18歳年度末)まで支給対象を拡大、第3子以降の多子加算を月3万円に増額。申請簡素化や郵送案内などの運用工夫で、子育て世帯の利便性を高めています。要保護・準要保護児童生徒就学援助制度も充実し、経済的に困難な世帯への給食費、学用品費、修学旅行費などの援助を実施。2025年度から導入の「こども誰でも通園制度」により、就労要件なしで時間単位の保育利用が可能となり、低所得世帯への3万円給付金も新設されています。
環境面
倉吉駅周辺には商業施設が集積し、日常生活に便利。白壁土蔵群の歴史的景観を活かしたまちづくりが進み、文化的な環境で子育てができます。鳥取市・米子市の中間に位置し、両都市へのアクセスも良好です。
境港市
「水産都市で『子育てするなら境港』を実現」
独自制度
境港市は「子育てするなら境港」を掲げ、子育て世帯の負担軽減に注力しています。2024年4月から18歳まで医療費完全無料を実施。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給しています。
妊婦・乳児健診費用の助成や保育料の引き下げを実施。保健師・助産師による個別面談で、きめ細かな相談支援を提供しています。
地域子育て拠点施設として「地域子育て支援センターひまわり」と「こども支援センター」の2施設があり、土日も利用可能。保育施設の3歳未満児の受入枠拡大にも取り組んでいます。
環境面
日本有数の漁獲量を誇る「境漁港」があり、新鮮な海の幸が豊富。水木しげるロードなど観光資源も充実し、まち全体が子どもと楽しめる環境です。米子鬼太郎空港へのアクセスが良く、東京への直行便も利用可能。三方が海に開けた風光明媚な環境で、自然に恵まれた子育てができます。
北栄町
「名探偵コナンの町」として知られる北栄町は、2024年4月から18歳まで医療費完全無料を実施。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給しています。青山剛昌ふるさと館やコナン通りなど、子どもが楽しめる観光施設が充実。農業が盛んで、スイカやメロンなどの特産品に恵まれた環境です。保育所・認定こども園が整備され、子育て支援センターでの育児相談も充実しています。
湯梨浜町
東郷湖と日本海に挟まれた風光明媚な湯梨浜町は、東郷温泉や羽合温泉など温泉地としても知られています。2024年4月から18歳まで医療費完全無料を実施。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給。保育所・認定こども園が充実し、子育て支援センターでの育児相談や親子交流プログラムを提供しています。湖畔のレジャー施設や海水浴場があり、自然豊かな環境で子育てができます。
岩美町
日本海に面した岩美町は、透明度の高い海と白砂のビーチが魅力です。2024年4月から18歳まで医療費完全無料を実施。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給しています。チャイルドシート・ジュニアシート購入費助成制度があり、子どもの安全を経済的にサポート。山陰海岸ジオパークの一部として、豊かな自然環境で子どもを育てられます。鳥取市に隣接し、県庁所在地へのアクセスも良好です。
大山町
中国地方最高峰の大山の麓に位置する大山町は、雄大な自然環境が魅力です。2024年4月から18歳まで医療費完全無料を実施。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給しています。保育所・認定こども園が整備され、子育て支援センターでの育児相談も充実。大山の登山やスキー、海水浴など、四季を通じて自然体験ができる環境で、のびのびと子育てができます。
智頭町
鳥取県東南部の山間部に位置する智頭町は、杉の美林と清流が美しい自然豊かな町です。2024年4月から18歳まで医療費完全無料を実施。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給しています。森林セラピーや木育など、自然を活かした独自の子育て支援プログラムを展開。保育所・認定こども園が整備され、少人数教育によるきめ細かな指導が受けられます。因美線・智頭急行が通り、鳥取市や岡山方面へのアクセスも確保されています。
選び方のポイント
全国トップレベルの評価を重視するなら
琴浦町(全国1位)、鳥取市(全国1位・2位)が最適です。実績と評価で選ぶなら、この2自治体が突出しています。
都市機能と子育て支援の両立を重視するなら
鳥取市(県庁所在地)、米子市(県西部の中心)、倉吉市(県中部の中心)が好適です。商業施設、医療機関、教育機関が充実し、利便性の高い子育てが可能です。
海の幸と自然を重視するなら
境港市(漁港のまち)、北栄町(海と農業)、岩美町(美しい海岸線)が魅力的です。新鮮な食材と豊かな自然環境で子育てができます。
温泉や観光資源を重視するなら
湯梨浜町(東郷温泉)、大山町(大山の麓)が適しています。温泉や観光地に恵まれ、心豊かな生活ができます。
自然体験・森林環境を重視するなら
智頭町(杉の美林)、大山町(大山)が最適です。山間部の豊かな自然環境で、のびのびと子育てができます。
産後ケアの充実度を重視するなら
琴浦町が最も先進的です。鳥取県の産後ケア無償化事業の中でも、宿泊型産後ケアの体制が特に整っています。
結論
鳥取県は「子育て王国とっとり」を掲げ、県全体で子育て支援に取り組む先進県です。2024年4月からの18歳まで医療費無償化は県内全市町村で実施され、全国でもトップクラスの制度となっています。
琴浦町の中国・四国エリアの総合部門・子育て世代部門第1位と、子育て世代に選ばれ続ける、利便性豊かな県庁所在地である鳥取市は、「子育てしやすい田舎」の代表格として高い評価を得ています。米子市や倉吉市などの都市部は、利便性と子育て支援を両立させた環境を提供。境港市や北栄町などの中小規模自治体は、地域の特色を活かした独自の魅力を持っています。
各自治体が「医療費無償化」「産後ケアの充実」「保育の質向上」「地域全体での子育て支援」に力を入れており、どの自治体を選んでも一定水準以上の支援が受けられます。「全国的な評価」「都市の利便性」「自然環境」「特産品・観光資源」のいずれを重視するかによって、最適な選択肢が変わります。
鳥取県は人口約55万人の小規模な県ですが、その分、県と市町村の連携が密で、きめ細かな子育て支援が実現しています。産婦人科医や小児科医の人口比率も全国平均より高く、医療面でも安心です。今後も各自治体が独自の工夫を凝らした支援を拡充していくことが期待され、子育て世帯にとってますます魅力的な環境が整っていくでしょう。
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