香川県で出産・子育てがしやすい自治体トップ10
香川県は温暖な気候と豊かな自然、充実した医療ネットワークを誇る「子育て県かがわ」として知られています。特に高松市は四国で初めて共働き子育てしやすい街ランキング1位を獲得し、中学生まで医療費無料など県全体で子育て世帯を支える環境が整っています。
高松市
「共働き子育てしやすい街ランキング四国1位」
独自制度
高松市は2021年「共働き子育てしやすい街ランキング」で四国1位を獲得した県庁所在地です。2023年8月から18歳まで医療費完全無料(所得制限なし、入院・通院とも対象)に拡大し、四国の中核都市として先駆的な取り組みを実施しています。
子育て世代包括支援センターで妊産婦や子育て世帯への切れ目ない支援を提供。子育て支援アプリ「さぬきッズダイアリー」で予防接種スケジュール管理や健診記録の管理ができ、デジタル支援も充実しています。
高松市こども未来館は屋内型の大型児童施設として、天候に左右されずに子どもが遊べる環境を提供。市内には多数の地域子育て支援拠点があり、乳幼児1,000人あたり2.5か所という全国トップクラスの設置密度を誇ります。
出産・子育て応援給付金は計10万円を支給(妊娠届出時5万円、出産届出時5万円)。妊婦健康診査費助成は14回で最大9万8千円まで助成し、初回産科受診料助成も実施しています。
環境面
四国の玄関口として交通アクセスが抜群で、JR高松駅・高松空港から本州や各地へのアクセスが便利です。海と山に囲まれた豊かな自然環境と、中心市街地の充実した商業施設が共存する暮らしやすさが魅力。
年間を通して降水量が少なく温暖な気候で、「晴れの国」として知られています。香川県は全国に先駆けて医療機関に情報通信技術を導入した遠隔医療ネットワークがあり、高水準の医療が受けられる安心感があります。医師数も全国上位クラスです。
実績
人口約42万人の県内最大都市として、近年は子育て世帯の移住者が増加。香川県への移住者の半数以上が20代・30代の若者・子育て世代であり、同世代の移住ファミリーとの交流がしやすい環境が整っています。
丸亀市
「きめ細やかな子育てサポートの城下町」
独自制度
丸亀市は人口約11万人の香川県第2の都市で、18歳まで(2023年4月拡大)医療費完全無料を実施。
病児・病後児保育利用料無料化事業を実施し、子どもが急な発熱などで保育施設に預けられない時でも安心。1歳の誕生日祝い事業では記念品を贈呈し、子育ての節目を地域で祝う取り組みを行っています。
「まる育サポート応援事業」として、妊娠届出時から出産後まで伴走型相談支援を実施。保健師や助産師による面談を通じて、必要な支援につなぐ体制が整っています。出産・子育て応援給付金として計10万円を支給。
子育て支援アプリ「子育てナビ まるLouLou」で、子育て情報をスマートフォンで簡単に入手可能。ファミリー・サポート・センター事業では、子育ての援助を受けたい人と援助したい人をマッチングし、地域ぐるみの子育て支援を実現しています。
環境面
丸亀城の石垣は日本一の高さを誇り、日本100名城に選ばれる歴史的な城下町。海・山・川といった自然と歴史・文化、都市機能が調和した住み心地の良い街です。
JR予讃線・土讃線が通り、高松市中心部まで約15分、岡山駅まで快速マリンライナーで約40分と本州へのアクセスも良好。瀬戸大橋を望む風光明媚な立地で、温暖な気候も魅力です。
児童館・東小川児童センターなど子どもの遊び場が充実し、こども食堂ネットワーク事業で地域の居場所づくりも推進。毎月19日の「かがわ育児の日」には、県内協賛店舗でお得なサービスが受けられる「みんなトクだね応援団」制度もあります。
実績
2023年4月に18歳まで医療費完全無料化を実現し、香川県第2の都市として都市機能と子育て支援を両立させた環境が県内外から高く評価されています。病児・病後児保育利用料の無料化は共働き世帯の急なニーズに対応する先進的な取り組みとして定着しており、仕事と子育てを両立しやすい環境づくりへの貢献が子育て世帯から支持を集めています。「まる育サポート応援事業」による妊娠期からの伴走型支援と子育て支援アプリの活用を組み合わせた切れ目のないサポート体制が、転入する子育て世帯からも高い評価を受けています。
坂出市
「小学校給食費無償化と充実した子育て環境」
独自制度
坂出市の最大の特徴は、小学校給食費の完全無償化です。年間約48,750円(1食250円×約195日)の負担軽減となり、子育て世帯の経済的支援に直接貢献しています。中学生までの医療費無料も実施。
出産・子育て応援給付金として計10万円を支給し、妊娠期から子育て期までの経済的支援を提供。子育て世代包括支援センターで、妊産婦や子育て世帯への切れ目ない支援を実施しています。
環境面
瀬戸大橋の本州側玄関口として、交通アクセスが非常に便利。JR坂出駅から岡山駅まで快速マリンライナーで約30分、高松市中心部まで約10分という立地の良さが魅力です。
瀬戸内海に面した温暖な気候で、塩飽諸島への玄関口でもあり、海と島の豊かな自然環境が身近にあります。古くから工業都市として発展してきた歴史があり、生活に必要な都市機能も充実しています。
実績
小学校給食費の完全無償化により年間約48,750円という具体的な負担軽減額が広く認知され、子育て世帯からの関心が高まっています。瀬戸大橋の玄関口として岡山駅まで約30分・高松市中心部まで約10分という交通利便性の高さが、共働き世帯を中心とした子育て世代の定住促進に貢献しています。子育て世代包括支援センターを通じた妊産婦への切れ目ない支援体制と、経済的支援の充実を両輪で進めてきた姿勢が、香川県第3位の子育て自治体としての評価につながっています。
宇多津町
「コンパクトで利便性の高い子育てタウン」
独自制度
宇多津町は第3子以降の学校給食費を完全無償化し、多子世帯への手厚い支援を実施。中学生まで医療費無料で、子育て世帯の経済的負担を軽減しています。
出産・子育て応援給付金として計10万円を支給。アレルギー等で給食を利用できない場合は弁当持参でも給食費相当額を補助する柔軟な対応が特徴です。
環境面
香川県で最も面積の小さい自治体ですが、大型商業施設イオンモール綾川が立地し、買い物環境が非常に便利。JR宇多津駅・琴電栗熊駅があり、高松市・丸亀市へのアクセスが良好で、ベッドタウンとして人気があります。
コンパクトな町だからこそ、きめ細やかな行政サービスが行き届き、子育て世帯同士のコミュニティも形成しやすい環境です。瀬戸内海に面した温暖な気候で、暮らしやすさが魅力です。
三木町
「第2子以降給食費半額の学園都市」
独自制度
三木町は第2子以降の学校給食費を半額助成する独自制度を実施。中学校卒業までの医療費助成に加え、子育て支援券の交付で保育サービス等に利用できるポイントを提供しています。
住まいに関する支援として、賃貸物件の家賃補助や、物件購入時の固定資産税助成を実施。新規就農者への手厚い支援もあり、移住・定住促進に力を入れています。
環境面
香川大学医学部・農学部のキャンパスがある学園都市で、文教エリアとしての落ち着いた雰囲気が特徴。高松市に隣接し、高松中心部まで車で約20分の好アクセスで、ベッドタウンとして人気があります。
讃岐山脈の麓に位置し、豊かな自然環境と田園風景が広がる一方、生活に必要な商業施設も充実。のどかな環境で子育てをしたい世帯に最適な立地です。
綾川町
田園風景が特徴ののどかな町でしたが、大型イオンモールの進出や琴電琴平線の新駅開業により、生活利便性が大きく向上。第2子以降の学校給食費半額助成を実施し、中学校卒業まで医療費無料です。高松市と丸亀市に隣接し、両市へのアクセスが良好。住宅取得支援や家賃補助制度も充実しています。
さぬき市
18歳まで医療費助成を拡大し、病児・病後児保育利用料無料化事業を実施。「さぬき市出産・子育て応援金」として経済的支援を提供。子育て支援アプリ「さぬきッズダイアリー」で情報提供を充実させ、養育費確保支援事業でひとり親家庭もサポート。瀬戸内海に面した温暖な気候で、自然豊かな環境が魅力です。
観音寺市
就学前第2子及び第3子以降の保育料等無償化を実施。子ども・子育て利用者支援事業として、就学前児童親子相談を提供し、きめ細やかなサポート体制を構築。中学生まで医療費無料で、出産・子育て応援給付金も支給しています。市内には子育て支援センター「ほっとはうす萩」があり、親子の交流の場として活用されています。
東かがわ市
中学生まで医療費無料を実施。出産・子育て応援給付金の支給や、児童手当の充実など基本的な子育て支援制度が整備されています。瀬戸内海に面した温暖な気候で、手袋産業で知られる地場産業が根付く落ち着いた地方都市。自然環境が豊かで、のびのびとした子育てができる環境です。
善通寺市
四国八十八箇所霊場の総本山善通寺がある門前町として知られ、歴史と文化が息づく街。中学生まで医療費無料を実施し、基本的な子育て支援制度が整備されています。陸上自衛隊善通寺駐屯地があり、市内には総合病院など医療施設も充実。高松市・丸亀市へのアクセスが良好で、落ち着いた環境での子育てに適しています。
選び方のポイント
都市機能と利便性を重視するなら
高松市(県庁所在地、四国の玄関口)、丸亀市(香川第2の都市、瀬戸大橋至近)、坂出市(本州への好アクセス)が最適です。商業施設が充実し、医療・教育環境も整っています。
経済的支援を最重視するなら
坂出市(小学校給食費無償化)、丸亀市(給食費補助・病児保育無料)、宇多津町(第3子以降給食費無償化)が手厚い支援を提供。高松市の18歳まで医療費無料も大きな経済的メリットです。
コンパクトで暮らしやすい街なら
宇多津町(大型商業施設至近)、綾川町(イオンモール立地)が生活利便性抜群。小さな自治体ならではのきめ細やかなサービスと、充実した商業施設が共存しています。
自然環境を重視するなら
三木町(讃岐山脈の麓、田園風景)、さぬき市(瀬戸内海に面した自然豊か)、東かがわ市(海と山の自然環境)が豊かな自然の中でのびのび子育てできる環境です。
教育環境を重視するなら
高松市(子育て世代包括支援センター、充実した児童施設)、三木町(香川大学隣接の学園都市)が教育・文化施設が充実。地域子育て支援拠点の密度も高く、子育て相談がしやすい環境です。
結論
香川県は「子育て県かがわ」として、全自治体が中学生まで医療費無料を基本とする子育て支援の充実した地域です。高松市と丸亀市の2大都市は都市機能と子育て支援を両立させ、坂出市は給食費無償化で経済的支援を強化。宇多津町や綾川町などの小規模自治体は、大型商業施設の立地により利便性が飛躍的に向上しています。
温暖な気候、豊かな自然、充実した医療ネットワーク、そして全国トップクラスの地域子育て支援拠点密度という恵まれた環境の中、各自治体が独自の強みを持って子育て世帯をサポートしています。「都市機能」「経済的支援」「自然環境」「教育の質」「交通利便性」のいずれを重視するかによって最適な選択肢が変わりますが、どの自治体も安心して子育てできる環境が整っています。
特筆すべきは、県全体で統一された医療費助成制度と、県独自の「かがわ育児の日」など、自治体の枠を超えた子育て支援の取り組みです。移住者の半数以上が若年・子育て世代という実績が、香川県の子育て環境の良さを物語っています。
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