佐賀県で出産・子育てがしやすい自治体トップ10

佐賀県は「子育てしやすさ自慢ランキング全国1位」(ソニー生命保険2023年調査)を獲得し、こどもの割合は全国3位と、全国トップクラスの子育て環境を誇ります。県全体で約80事業を展開する「子育てし大県"さが"プロジェクト」により、各自治体が独自の手厚い支援を実施しています。

TOP 1

基山町

「博多駅まで最速22分のコンパクトシティ」

独自制度

基山町は2022年4月から18歳まで医療費全額助成(所得制限なし)を開始し、佐賀県内でも先進的な支援を実施。2020年4月には「基山っ子みらい館」をオープンし、町立保育園と子育て交流広場を一体化しました。

住宅取得支援は最大70万円、結婚新生活支援は夫婦ともに29歳以下で60万円を上限に補助。移住体験住宅2棟を整備し、最大2週間無料で宿泊可能です。2024年にはこども家庭センターを開所し、母子保健と児童福祉を統合して妊娠期から切れ目ない支援体制を構築しました。

環境面

JR博多駅まで最速22分という抜群のアクセスで、「仕事は都会で、暮らしは田舎で」を実現。福岡県筑紫野市・小郡市に隣接し、通勤・通学に便利な立地です。認定こども園2、保育所1、病院1、診療所13と、コンパクトながら必要な施設が充実。国の特別史跡・基肄城跡では草スキーも楽しめます。待機児童対策も積極的で、認可保育園誘致により先手を打った対応を継続しています。

実績

福岡都市圏のベッドタウンとして子育て世帯の転入が続き、18歳まで医療費無料化と最大70万円の住宅取得補助で若い世代の定住促進に成功。こども家庭センター開所により妊娠期から就学後まで切れ目ない支援を実現し、移住体験住宅も好評です。

TOP 2

鳥栖市

「福岡へ通勤可能な佐賀県第3の都市」

独自制度

2025年1月から聖マリア病院、久留米大学病院での現物給付方式を開始し、県外の主要病院でも窓口負担なしで受診可能に。全国的にも珍しい先進制度です。鳥栖市母子健康包括支援センターを開設し、妊娠期から切れ目ない支援を提供。児童センターや子育て支援センターが充実し、ファミリー・サポート・センターとシルバー人材センターの連携で地域全体が子育てを支えます。

環境面

人口約7.4万人の佐賀県第3の都市で、JR鳥栖駅から博多駅まで約30分。九州自動車道の鳥栖ジャンクションを擁する交通の要衝として企業集積が進み、雇用機会が豊富です。大型商業施設も充実し、都市機能と子育て環境が調和。15歳未満の年少人口比率15.10%と若い世代が多く、2011年開業の新鳥栖駅で鹿児島まで約1時間の広域交通拠点です。

実績

令和2年国勢調査で人口1.77%増を達成し、佐賀県内で最も高い増加率を記録。世帯数も5年間で7.91%増加しました。年少人口比率15.10%は県内トップクラスで、合計特殊出生率1.62と全国平均を大きく上回ります。県外大病院での現物給付制度は子育て世帯から高評価を得ており、さらなる流入が期待されます。

TOP 3

佐賀市

「県都の充実した子育てインフラ」

独自制度

中学3年生まで医療費助成を実施し、市内12ヵ所に子育て支援センターを設置。エスプラッツ2階の「ゆめ・ぽけっと」は冷暖房完備で就学前の親子に人気です。サポートママ・ファミリーサポート制度では出産後8週間までの家事支援と0歳~小学6年生の子育て支援を実施。市民税非課税世帯などは1時間400円で利用可能です。物価高騰対策として0~18歳に1人1万円、新入学生に追加1万円を支給しました。

環境面

県都として人口約23.3万人を擁し、佐賀大学医学部附属病院など高度医療機関が集積。吉野ヶ里歴史公園や佐賀県立森林公園など子どもが遊べる環境が豊富です。佐賀市立図書館は国内の児童書新刊を全購入し、12ヵ所の子育て支援センターで毎月イベントを開催。市内全域に支援ネットワークが整備されています。

実績

12ヵ所の子育て支援センターは高い利用率を誇り、サポート制度の登録会員数も年々増加。佐賀県全体の合計特殊出生率1.41(全国6位)の中心を担い、物価高騰対策では約3万9,500人に給付する迅速な行政対応を実現。児童書全冊購入方針は保護者から高評価を受けています。

TOP 4

武雄市

「先進的ICT教育と温泉のまち」

独自制度

武雄市は「たけお生活サポート給付金」として市民一人当たり2,000円を支給するなど、物価高騰対策に積極的です。子育て情報サイト「子育てするならたけお」を運営し、市内の子育て支援情報を一元化して発信しています。

全国に先駆けてICT教育を導入し、小中学校でのタブレット活用やプログラミング教育を推進。武雄市図書館は蔦屋書店が運営するユニークな公共図書館として全国的に注目を集め、子どもたちの知的好奇心を刺激する環境を提供しています。

環境面

武雄温泉で知られる歴史ある温泉地で、子育て世帯にも優しい住環境。佐賀市や福岡市への通勤圏内でありながら、豊かな自然と温泉文化に囲まれた生活が可能です。市内には病院・診療所が充実し、子どもの急病時にも対応しやすい医療環境です。

TOP 5

唐津市

「海と歴史の城下町」

独自制度

唐津市は中学3年生まで医療費助成を実施。通院は1回あたり500円を2回目まで負担、3回目以降無料。入院は月1,000円の負担で済む制度です。物価高騰対策として、中学生までの子ども15,730人を対象に1人当たり5万円の給付金を支給する大規模支援を実施しました。

出産・子育て応援給付金として計10万円を支給し、妊娠期から子育て期までの経済的負担を軽減。子育て支援総合コーディネーターを配置し、専門的な相談支援体制を整備しています。

環境面

唐津城を中心とする城下町の風情と、虹の松原や唐津湾の美しい海岸線を持つ自然豊かな環境。福岡市まで約1時間で通勤可能な距離にありながら、落ち着いた暮らしができます。唐津くんちなど伝統文化が根付き、地域コミュニティが強固です。

TOP 6

吉野ヶ里町

特別史跡「吉野ヶ里遺跡」を有する歴史豊かな町。子どもの医療費助成や子育て支援センターを整備し、さとやま交流館などの施設で自然体験や農業体験が充実。佐賀市や鳥栖市への通勤圏内で、田園風景の中でゆったりとした子育てが可能です。ふるさと納税も活発で、町の財政基盤が安定しています。

TOP 7

小城市

佐賀市と唐津市の中間に位置し、小城羊羹で有名な城下町。医療費助成制度を実施し、子育て支援施設も整備。清水の滝や天山など自然環境が豊かで、週末の家族でのレジャーに最適。佐賀市への通勤圏内で、住宅価格も手頃な水準です。

TOP 8

みやき町

多世代交流センター「みやきん家」を開設し、子育て世帯と高齢者の交流を促進。子育て家庭サポートステーションで相談支援を実施。鳥栖市や久留米市への通勤圏内で、のどかな田園地帯での子育てが魅力です。

TOP 9

嬉野市

日本三大美肌の湯として知られる嬉野温泉を擁し、子育て世帯が温泉を楽しめる環境。医療費助成制度を実施し、子育て支援センターで相談対応。豊かな自然と温泉文化の中で、健やかな子育てが可能です。

TOP 10

上峰町

道の駅「かみみね」を拠点とした地域振興を推進。教育では英語教育に力を入れ、中学生が地域の特産品を英語で紹介するなどユニークな取り組みを実施。SAGA久光スプリングスとスポーツ連携協定を結び、子どもたちがトップアスリートと触れ合える機会を提供しています。

選び方のポイント

福岡都市圏への通勤を重視するなら

基山町(博多まで最速22分)、鳥栖市(博多まで約30分)が最適です。福岡での仕事と佐賀での子育てを両立できます。

医療費支援を重視するなら

基山町(18歳まで全額助成)が最も手厚く、鳥栖市(県外大病院でも現物給付)も優れています。

県都の充実した環境を求めるなら

佐賀市が最適です。医療・教育・商業施設が充実し、12ヵ所の子育て支援センターなど支援ネットワークが充実しています。

先進的な教育環境を求めるなら

武雄市のICT教育や、独創的な図書館運営が魅力です。

歴史・文化を重視するなら

唐津市(唐津城、唐津くんち)、吉野ヶ里町(吉野ヶ里遺跡)、小城市(小城羊羹、城下町)が、伝統文化の中での子育てを実現できます。

温泉のある暮らしを求めるなら

武雄市(武雄温泉)、嬉野市(嬉野温泉)が、温泉文化の中での健康的な子育て環境を提供します。

結論

佐賀県は全国1位の「子育てしやすさ自慢」の評価通り、各自治体が独自の特色ある支援を展開する「子育て先進県」です。特に基山町は18歳まで医療費無料と博多駅へのアクセスの良さで、福岡で働きながら佐賀で子育てする理想的な環境を実現しています。

鳥栖市は県外の大病院でも現物給付が可能という全国的にも珍しい制度で、子どもの医療面での安心感が抜群です。県都・佐賀市は12ヵ所の子育て支援センターなど充実したインフラで、どの地域に住んでも支援を受けやすい環境が魅力です。

各自治体が「福岡都市圏への通勤圏」という地理的優位性を活かしながら、独自の支援制度で差別化を図っており、「経済的支援」「交通利便性」「医療環境」「歴史・文化」「自然環境」のいずれを重視するかによって最適な選択肢が変わります。

佐賀県全体として家賃が安く一軒家の所有率が高いというデータもあり、広い住居での子育てが実現しやすい点も大きな魅力。豊かな自然や歴史・文化に触れる「本物体験」を重視する県の方針により、子どもたちが健やかに成長できる環境が整っています。

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