大分県で出産・子育てがしやすい自治体トップ10

大分県は「子育て満足度日本一」を目指す取り組みを県全体で推進しており、第2子以降の保育料無償化や未就学児(0歳〜小学校入学前)の医療費は入院・通院・調剤が完全無料(所得制限なし)。高校生(18歳3月末まで)は一部負担あり(入院: 1日500円上限、通院: 1日500円/回、上限月4回)など、県レベルでの手厚い支援が特徴です。特に豊後高田市は全国トップクラスの子育て支援で知られ、地方都市ならではの温かいコミュニティと充実した制度を兼ね備えた自治体が揃っています。

TOP 1

豊後高田市

「全国トップレベルの本気の子育て支援」

独自制度

豊後高田市は「田舎暮らしの本」住みたい田舎ランキングで10年連続ベスト3を達成する全国屈指の子育て支援都市です。第1子・第2子に10万円、第3子に50万円、第4子以降は100万円の誕生祝い金を贈呈し、0歳から高校生まで医療費が完全無料(所得制限なし)を実施しています。

保育所・認定こども園の0〜5歳児の保育料が全額無料で、市内の保育所・こども園・小中学校の給食費も完全無償化。さらに令和7年4月からは高校生の昼食も無料化し、保育園から高校まで10年以上給食が無料という全国でも極めて珍しい施策を展開しています。

病児・病後児保育も無料化され、看護師常駐のクリニック併設保育室で安心して預けられます。小学校・中学校・高校の入学時には「子育て応援入学祝い金」が支給され、子どもの成長段階に応じた切れ目ない支援を実現しています。

子育て支援の運営を子育て経験者で構成するNPO法人「アンジュ・ママン」が担当し、行政では行き届かない親目線のきめ細かなサービスを提供。市内3ヵ所の「花っこルーム」は天候に関係なく利用できる室内公園として、子どもを遊ばせながら保護者同士が交流できる無料の拠点となっています。

自治体公設塾を全国に先駆けて開設し、年長・小・中学生は無料で利用可能。さらに高田高校生向けの公設民営塾も新設され、高校生まで手厚い教育支援が準備されています。

環境面

人口約22,000人の小さな町ながら、海と山に囲まれた自然豊かな環境と「昭和の町」として知られる観光資源を持ち、地域コミュニティが強固です。大分空港から車で約30分、大分市から約40分の好アクセスで、移住者への住宅支援も充実しています。

実績

子育て支援策の財源にふるさと納税を活用し、年間数億円規模の子育て予算を確保。県内でも高い合計特殊出生率を維持し、移住者が増加傾向にあります。

TOP 2

日田市

「0〜2歳児保育料完全無償化と充実した教育環境」

独自制度

令和5年4月から0〜2歳までの第1子の保育料を市独自減免により完全無償化し、3〜5歳児と第2子以降3歳未満の子どもの保育料も無償という、所得制限なしの手厚い支援を実施。この施策により、保育料に関する経済的負担が事実上ゼロとなっています。

認定こども園での一時預かり事業(幼稚園型)の利用料も保育の必要性がある子どもは無償化(上限1.13万円)され、年収360万円未満相当世帯は給食費の副食費も無償化。第3子以降はすべての世帯で副食費が無償となり、多子世帯への配慮も手厚い設計です。

妊婦健康診査費用の助成や産後ケア、母子保健サービスも充実。妊娠期から切れ目のない支援体制を構築し、「ひたっ子にこにこ保育支援事業」として包括的な子育て支援を展開しています。

環境面

福岡県と熊本県に隣接する人口約6万人の中核都市で、天領時代の歴史と文化が息づく落ち着いた環境。筑後川の清流と山々に囲まれ、自然体験教育も盛んです。福岡市から高速道路で約1時間のアクセスの良さと、地方都市の低い生活コストを両立しています。

実績

令和5年4月から第1子を含む0〜2歳児の保育料を所得制限なしで完全無償化した取り組みは、大分県内でも先進的な施策として広く認知されており、保育料の経済的負担をゼロにするという明確な成果が子育て世帯からの高い評価につながっています。「ひたっ子にこにこ保育支援事業」として包括的な子育て支援をブランド化し、妊娠期から切れ目なくサポートする体制が定着しています。福岡市から高速道路で約1時間という地理的優位性と地方都市ならではの低い生活コストの組み合わせが、福岡都市圏からの移住を検討する子育て世帯からの関心を継続的に集めています。

TOP 3

日出町

「別府湾に面した子育て支援と交通至便の町」

独自制度

大分県内でも人口増加率が高い日出町は、0歳から高校生相当(18歳3月末)まで医療費が無料で、所得制限がありません。地域子育て支援センター「HUGくみ」では、祖父母も含めた家族全員が気軽に立ち寄れる温かい雰囲気の子育て拠点を提供しています。

「おおいた子育て応援パスポート」の活用促進や、県の第2子以降保育料無償化制度との連携により、子育て世帯の経済的負担を軽減。ファミリー・サポート・センター事業で地域の預かりサポーターとママをマッチングし、地域全体で子育てを支える体制が整っています。

妊娠期からの切れ目ない支援として、妊婦健診費用助成や産後ケア、乳幼児健診の充実に加え、子育て相談窓口を設置。いじめ相談や不登校支援にも力を入れ、子どもの健やかな成長を多角的にサポートしています。

環境面

大分市から別府湾沿いに北上して約25km、別府市と杵築市に隣接し「別杵速見」地域として文化的結びつきが強い一方、経済的には大分都市圏に属します。JR日豊本線で大分市や別府市へのアクセスが良好で、ハーモニーランドをはじめとする観光施設も充実。団地造成や土地区画整理事業による宅地増加で、県内でも高い人口増加率を記録しています。

実績

団地造成や土地区画整理事業を着実に推進した結果、大分県内でも高い人口増加率を継続的に記録しており、子育て世帯から選ばれる町としての実績が数字に表れています。祖父母も含めた家族全員が利用できる子育て支援センター「HUGくみ」の運営方針は、核家族化が進む中でも地域のつながりを大切にする姿勢として子育て世帯から支持を集めています。0歳から高校生相当まで所得制限なしで医療費を無料化する制度と、JR日豊本線による大分市・別府市への良好なアクセスを兼ね備えた環境が、大分都市圏でのベッドタウンとして子育て世帯の継続的な転入につながっています。

TOP 4

宇佐市

「歴史と子育て支援が調和する宇佐神宮の町」

独自制度

0歳から中学3年生まで医療費が無料(所得制限なし)で、県の第2子以降保育料無償化に加え、市独自の子育て支援策を展開。宇佐神宮をはじめとする歴史文化資源を活かした教育プログラムが特徴です。

地域子育て支援拠点を市内複数箇所に設置し、一時預かり事業やファミリー・サポート・センター事業により、保護者の急な用事やリフレッシュのための預かりサービスを提供。結婚新生活応援補助金も用意され、若い世代の定住を促進しています。

環境面

人口約5万人の市で、全国に約4万社ある八幡宮の総本宮・宇佐神宮を擁する歴史の町。北九州市や福岡市へのアクセスも比較的良好で、大分空港まで車で約30分という立地です。

TOP 5

国東市

「半島の自然と移住者支援が魅力」

独自制度

0歳から中学3年生まで医療費無料を実施。県外転入世帯に20万円、県内転入世帯に10万円の移住応援給付金を交付し、Uターン加算、若年者加算、子育て加算も追加されました。移住を促進する充実した給付制度が特徴です。

県の保育料無償化や医療費助成に加え、市独自の子育て支援センターで相談支援を実施。地域の温かいコミュニティの中で、安心して子育てができる環境を整備しています。

環境面

国東半島に位置し、六郷満山文化の仏教遺産が点在する歴史ある地域。大分空港が市内にあり、東京・大阪へのアクセスが良好。人口約2.5万人の地方都市ながら、移住者支援に積極的です。

TOP 6

別府市

「温泉と子育てが共存する国際観光都市」

別府市は人口約11万人の観光都市で、国内外から訪れる観光客で賑わう一方、子育て支援も充実。0歳から中学3年生まで医療費無料(所得制限あり)を実施し、市内複数箇所に子育て支援センターを設置。別府市こども家庭センターでは専門的な相談支援を提供し、児童虐待防止にも注力しています。ファミリー・サポート・センター事業や一時預かり事業により、共働き世帯の子育てをサポート。温泉という地域資源を活かした独自の子育て環境を提供しています。
TOP 7

大分市

「県都の充実したインフラと子育て支援」

人口約47万人の県都・大分市は、2024年4月に大分市こども家庭センターを設置し、妊娠・出産・子育ての切れ目ない支援体制を強化。2024年4月から子ども医療費助成の対象年齢を拡大し、市町村民税課税世帯の小・中学生の通院・歯科・調剤医療費、非課税世帯の小・中学生の通院医療費を助成しています。子育て支援サイト「naana(なあな)」で情報発信を強化し、市内各地に子育て支援拠点を整備。県外移住者への応援給付金(子育て世帯30万円)や移住支援事業により、県外からの移住を後押ししています。
TOP 8

中津市

「福岡県境の利便性と子育て支援」

人口約8万人の中津市は福岡県に隣接し、福岡市や北九州市へのアクセスが良好な地理的優位性を持ちます。0歳から中学3年生まで医療費無料を実施し、県の第2子以降保育料無償化と連携した子育て支援を展開。結婚新生活支援事業による住居費・引越費用の補助により、若い世代の定住を促進しています。地域子育て支援拠点を市内複数箇所に設置し、育児相談や親子交流の場を提供。中津城や福澤諭吉旧居など歴史文化資源が豊富で、教育環境も良好です。
TOP 9

竹田市

「城下町の風情と子育て環境」

人口約2万人の竹田市は、岡城跡で知られる歴史ある城下町。0歳から中学3年生まで医療費無料を実施し、結婚新生活支援事業により新婚世帯への経済的支援を提供。九重連山の麓に位置する自然豊かな環境で、のびのびとした子育てが可能です。地域子育て支援拠点での相談支援や一時預かり事業により、保護者の急な用事に対応。農業体験や自然体験学習など、地方ならではの教育プログラムが充実しています。阿蘇くじゅう国立公園の雄大な自然に囲まれ、子どもの感性を育む環境が魅力です。
TOP 10

由布市

「由布院温泉の観光資源と子育て支援」

人口約3.3万人の由布市は、由布院温泉で全国的に知られる観光都市。0歳から中学3年生まで医療費無料(入院は高校生まで無料)を実施し、県の保育料無償化制度と連携した子育て支援を展開しています。地域子育て支援拠点を市内に設置し、育児相談や親子交流の場を提供。由布岳の麓に広がる田園風景と温泉という資源を活かした、ゆったりとした子育て環境が特徴です。大分市に隣接し、JR久大本線で大分市中心部まで約30分という好アクセスを保ちながら、自然豊かな環境で子育てができる魅力があります。

選び方のポイント

経済的支援を最重視するなら

豊後高田市(高額誕生祝い金・給食費完全無料・医療費完全無料)、日田市(0〜2歳児保育料完全無償化)が最適です。所得制限なしで手厚い支援が受けられ、経済的負担を大幅に軽減できます。

都市部の利便性を重視するなら

大分市(県都の充実したインフラ)、別府市(国際観光都市)、中津市(福岡へのアクセス良好)が好バランス。医療・教育機関が充実し、買い物や通勤の利便性が高い環境です。

自然環境を重視するなら

豊後高田市(海と山の自然)、竹田市(九重連山の麓)、由布市(由布岳の麓)など地方都市が豊かな自然と手厚い支援を両立しています。

移住者支援を重視するなら

国東市(充実した移住給付金)、大分市(県外移住者応援給付)、豊後高田市(住宅支援充実)が積極的に移住者を受け入れています。

アクセスの良さを重視するなら

日出町(大分・別府への好アクセス)、中津市(福岡県境)、由布市(大分市隣接)が、地方都市でありながら都市部への通勤・通学が可能です。

結論

大分県は「子育て満足度日本一」を掲げる県全体の取り組みにより、第2子以降保育料無償化や未就学児・高校生の医療費無償化など、全県で高水準の子育て支援が受けられます。

特に豊後高田市は誕生祝い金から給食費完全無料まで、全国トップクラスの「本気の子育て支援」を展開し、10年連続で住みたい田舎ランキング上位の実績を誇ります。日田市は0〜2歳児保育料完全無償化という独自施策で、保育料の経済的負担をゼロにしています。

各自治体が独自の強みを持ち、「経済的支援」「都市部利便性」「自然環境」「移住者支援」「アクセス」のいずれを重視するかによって最適な選択肢が変わります。県全体で子育て支援に力を入れる大分県は、温かいコミュニティと手厚い制度、そして豊かな自然環境を兼ね備えた、子育て世帯にとって魅力的な地域といえるでしょう。

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