宮崎県で出産・子育てがしやすい自治体トップ10

宮崎県は温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、「いい子どもが育つ」都道府県ランキングで全国第1位を獲得した実績を持つ子育て先進県です。特に都農町や都城市など、保育料完全無料化を実施する自治体が複数あり、地方都市ならではの手厚い支援と自然豊かな環境を両立しています。

TOP 1

都農町

「保育料完全無料・高校生医療費無償の先進町」

独自制度

都農町は人口約1万人の小さな町ながら、全国トップクラスの子育て支援を実施しています。保育料完全無料化は、都農町内に居住する乳幼児が公・私立保育園、認定こども園、幼稚園に通う際の保育料を所得制限なしで完全無料としており、3〜5歳のみならず0〜2歳も対象です。

子ども医療費は0歳から高校3年生まで(18歳年度末)入院・通院ともに無償化を実施。薬代も含めて自己負担がありません。学校給食費も無償化されており、子育て世帯の経済的負担を大幅に軽減しています。

在宅育児応援手当は、保育施設に預けずに自宅で0歳〜3歳未満の乳幼児を養育する保護者に対し、1歳の誕生日まで月額3万円、1歳から3歳未満まで月額1万円を支給する独自制度です。働き方の選択肢を広げ、在宅育児を選択する家庭も手厚く支援しています。

出産・子育て応援給付金は妊婦1人あたり5万円、出生児1人あたり5万円の計10万円を支給。移住者向けには就業者転入奨励金10万円と家賃助成(1年目月額1万円、2年目月額5千円)を2年間実施し、移住と子育てを同時に支援しています。

環境面

都農町は東京ドーム約30個分の広大な保留地を整備し、土地取得に最大210万円(1㎡あたり7,000円)の奨励金を交付。新築住宅を建てやすい環境を整えています。

町内には2つの保育施設があり待機児童ゼロを達成。小児科を含む国民健康保険病院、3軒の小児歯科も整備され、医療面でも安心です。図書館、文化ホール、運動公園、商業施設が町の中心部に集積し、コンパクトで生活しやすい環境です。

豊かな自然環境の中で海・山・川遊びが楽しめ、「ふるさと納税日本一」を達成した実績を持つ財政力で、継続的な子育て支援が期待できます。

実績

2020年から地域おこし協力隊制度を活用したサッカーチームの誘致により、選手やその家族、運営スタッフを含めて約100名が移住。若い世代の移住により自治会活動が活性化し、子ども会などのグループにも活気が出ています。

TOP 2

都城市

「3つの完全無料化で九州初の子育て先進都市」

独自制度

都城市は人口約16万人の宮崎県第三の都市で、2023年度から「3つの完全無料化」を実施しました。保育料完全無料化は0〜5歳児全員が対象で、人口10万人以上の九州の自治体では初の取り組みです。所得制限なく、国制度では有料となる0〜2歳児も完全無料としています。

中学生以下の医療費完全無料化により、入院・通院・調剤薬局の薬品費用の自己負担がゼロです。妊産婦健康診査費用の完全無料化では、妊婦健診、子宮頸がん検査、産婦健診、妊婦歯科健診がすべて無料(国が示す健診回数・メニューが対象)となっています。

保育士確保策として、市内の保育施設に就労する新規保育士に対し、就職支援金と継続支援金を最大40万円支給する独自制度を2024年度から開始。保育の質と量の両面を確保しています。

環境面

「ベビーファースト宣言」を掲げ、こどもまんなか会議など体制整備を実施。イオン都城など民間企業が子育て応援サポーターとして、全天候型の無料遊び場設置や子育て団体への無償活動場所提供を行っています。

周産期医療は全国トップクラスで、都城医療センターと中山産婦人科医院の連携により、安心して出産できる医療体制が整っています。夜間急病センターや24時間365日の救急医療提供体制も完備されています。

農業や畜産業が全国トップクラスの産業都市でありながら、霧島連山の麓に位置する自然豊かな環境です。宮崎空港から車で約1時間、鹿児島空港からも約40分とアクセスも良好です。

実績

2024年度、0〜5歳児の保育施設入所児童数は前年度比281人増と5年ぶりに上昇。うち0〜2歳児は211人増(増加分の75%)となり、保育料完全無料化の効果が顕著に表れています。移住者増加による社会増も寄与し、今後さらなる効果が期待されます。

TOP 3

宮崎市

「県庁所在地の充実した子育て環境」

独自制度

県庁所在地として約40万人が暮らす中核市の宮崎市は、3〜5歳児の幼児教育・保育の無償化に加え、0〜2歳児の住民税非課税世帯の保育料も無償化しています。

子ども医療費助成制度は0歳から中学校修了前(15歳)まで、保険診療の自己負担額を助成。子ども医療費受給資格証を窓口で提示すれば、その場で助成を受けられる利便性の高い制度です。

出産・子育て応援事業として、妊婦1人あたり5万円の出産応援給付金、子ども1人あたり5万円の子育て応援給付金を支給。伴走型相談支援では、妊娠届出時、妊娠8ヶ月頃、出産後に面談を実施し、継続的に支援します。

子育て情報アプリ「つぐみ」では、沐浴やおむつ交換の動画視聴、子どもの成長記録、予防接種や乳幼児健診のスケジュール管理ができ、デジタルでの支援も充実しています。

環境面

市内35ヵ所の地域子育て支援センターを開設し、育児相談、講座・講習、一時預かりなど多様なサービスを提供。予約不要で立ち寄れる気軽さが特徴です。

年間平均気温約17〜18℃、冬期も平均7〜10℃程度と温暖な気候で、日照時間・快晴日数は全国トップクラス。一年を通して快適に過ごせます。

JR九州3路線と200以上の路線バスが通り、通勤・通学の平均時間は19分と短く、満員電車のストレスがありません。宮崎空港まで市中心部から車で約20〜30分と好アクセスです。

アミュプラザみやざき、イオンモール宮崎など大型商業施設が充実し、西松屋やアカチャンホンポなどベビー用品専門店も複数あります。ASOBI PARKや宮崎中央公園など、親子で楽しめる遊び場も豊富です。

実績

市内35ヵ所という宮崎県内最多の地域子育て支援センター網を整備し、予約不要で立ち寄れる気軽さが子育て世帯に広く浸透しています。子育て情報アプリ「つぐみ」の導入により、デジタルと対面の両面から妊娠期・育児期をサポートする体制が定着しており、中核市としての行政基盤を活かした継続的な支援拡充が評価されています。通勤・通学の平均時間19分という生活のゆとりと、全国トップクラスの日照時間が生み出す温暖な環境が相まって、約40万人の県庁所在地として子育て世帯から継続的に選ばれ続けている実績が、宮崎市の子育て環境の高い総合力を示しています。

TOP 4

三股町

「地域ぐるみの子育てサポートが充実」

独自制度

三股町では地域ぐるみで子育てをサポートし、育児教室や乳幼児健診を実施。第2子以上を出産・養育している者に対し支援金を贈る「子育て支援金」制度があります。

子育て支援センターを設置し、相談支援の充実や子育て家庭と地域の交流機会を創出。町民全体で子どもたちを見守る環境づくりに力を入れています。

環境面

都城市に隣接し、都市機能へのアクセスが良好でありながら、田園風景が広がる落ち着いた住環境。図書館、文化ホール、運動公園などの公共施設も整備されています。待機児童ゼロを達成し、安心して子どもを預けられる環境です。住みここちランキング宮崎県内1位(5年連続)。

TOP 5

新富町

「移住支援と子育て支援の両立」

独自制度

宮崎県移住支援金制度の対象自治体として、転入前10年間のうち県外に通算5年以上在住・通勤していた方に、2人以上の世帯で100万円、単身者で60万円を支給。移住と子育てを同時に応援しています。

保育料の軽減や医療費助成を実施し、子育て世帯の経済的負担を軽減。豊かな自然の中で海・山・川遊びができる環境です。

環境面

町の中心部に図書館、文化ホール、運動公園、商業施設が集まり、利便性と自然環境を両立。宮崎市への通勤・通学にも便利な立地です。

TOP 6

綾町

綾町は照葉樹林が広がるユネスコエコパークに登録された自然豊かな町です。有機農業の町として知られ、有機給食推進で安全食材環境強化。安全な食材に囲まれた環境で子育てができます。町の規模に応じた手厚い子育て支援を実施し、地域コミュニティが強く、住民同士の助け合いが盛んです。

TOP 7

日向市

日向市は日向灘に面した人口約6万人の港町です。2024年10月から児童手当が拡充され、高校生まで支給対象が拡大されました。サーフィンのメッカとして知られ、マリンスポーツを楽しめる環境。移住活動時のレンタカー借上料補助など、移住者向け支援も充実しています。

TOP 8

小林市

小林市では子ども医療費助成事業を実施し、医療機関での保険適用医療費の自己負担分を助成。1診療報酬明細書(1レセプト)ごとに自己負担額があるものの、経済的負担を軽減しています。霧島連山の麓に位置し、温泉地としても知られる自然豊かな環境です。

TOP 9

延岡市

宮崎県北部の中心都市として人口約11万人を擁する延岡市は、2024年10月から児童手当制度が改正され、高校生まで支給対象が拡大されました。子育て支援総合拠点施設「えんキッズ」では病後児保育、一時預かり、子育て相談を実施。子育てガイドをデジタル配信し、スマートフォンやパソコンから情報を手軽に入手できます。2025年度えんキッズ拡張で相談機能デジタル化。

TOP 10

日南市

日南市は日南海岸の美しい景観と温暖な気候に恵まれた人口約5万人の都市です。飫肥城下町など歴史的な町並みが残り、情緒ある環境で子育てができます。マリンスポーツや自然体験が豊富で、子どもの健全な成長を支える環境が整っています。2025年度こども計画で体験型支援(芸術・遊び)補助強化。

選び方のポイント

経済的支援を最重視するなら

都農町(保育料・給食費・医療費無料+在宅育児手当)、都城市(3つの完全無料化)が最適です。所得制限なしの手厚い支援が特徴です。

県庁所在地の利便性を重視するなら

宮崎市は中核市として医療・教育・商業施設が充実し、空港アクセスも良好。都市機能と子育て支援のバランスが取れています。

移住支援も活用したいなら

都農町(就業者転入奨励金・家賃助成)、新富町(県移住支援金最大100万円)が手厚い移住支援を実施しています。

自然環境を重視するなら

綾町(ユネスコエコパーク)、日向市(日向灘のマリンスポーツ)、日南市(日南海岸)など、豊かな自然に囲まれた環境で子育てができます。

都市圏への通勤を考えるなら

三股町(都城市隣接)、新富町(宮崎市へのアクセス良好)は、地方都市の利便性と田園環境を両立しています。

結論

宮崎県は温暖な気候と豊かな自然環境という恵まれた子育て環境に加え、都農町や都城市をはじめとする複数の自治体が保育料完全無料化を実施するなど、全国トップクラスの経済的支援を提供しています。

特に都農町は人口1万人の小さな町ながら、保育料・給食費・医療費の無償化に加え、在宅育児手当や移住支援まで充実した「小さくても最強」の子育て支援を実現。都城市は人口10万人以上の九州初の保育料完全無料化で、地方中核都市における子育て支援のモデルケースとなっています。

県庁所在地の宮崎市は、中核市として医療・教育・商業施設が充実し、35ヵ所の子育て支援センターなど量的にも充実した支援体制を構築。温暖な気候と都市機能のバランスが魅力です。

各自治体が「経済的支援」「医療・保育の充実」「自然環境」「移住支援」のいずれかに強みを持ち、家庭のニーズに応じて最適な選択肢が見つかります。2023〜2024年にかけて複数の自治体が支援を拡充しており、今後も子育て世帯にとって魅力的な環境が整っていくことが期待されます。

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